花とトゲの物語 · ナキツボミン種族
姫は泣けなかった。
ナキツボミン · トゲイバラ · メリーメリー
MOANIIMOによる導入 · ゲーム原文ではありません
イバラの迷宮の奥深くで、首席ソーンマスターはメリーメリー姫を守っています。けれど姫は、みんなに幸せを届ける踊りの力を失いつつあります。涙を見せればみんなが心配するとわかっているから、ナキツボミンのように泣くこともできません。
ゲーム原文
お茶会から「追い出された」ナキツボミンは、姫が少し気落ちしていることにすぐ気づいた。首席ソーンマスターがお茶会を中止したのは姫を守るためだったが、メリーメリー姫はどうやら喜んではいないようだ。けれど姫は、ナキツボミンのように好きなだけ泣くこともできない。泣けば、皆が心配するからだ。皆に幸せを届けるメリーメリー姫自身は、どうやら幸せではない。
この物語の目次
ここからはゲームの文章で物語をたどります。引用の下に図鑑・会話・クエストの出典があります。
CHAPTER 01
イバラの迷宮の姫
MOANIIMOの案内バラの塔の林のイバラの迷宮の奥深くには、首席ソーンマスターが守るメリーメリー姫がいます。
ゲーム原文
メリーメリー姫は「幸せ満開のダンス」を踊る力を失ってしまったことに心を痛めていた。首席ソーンマスターは棘による怪我が原因だと考え、姫を守れなかった自分を責めたが、姫自身は力が徐々に失われていったと感じており、他に原因があるはずだという。あなたは原因究明を手伝うことにした。
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ゲーム原文
集めた証言をメリーメリーに伝えると、彼女はついに、なぜ自分が幸せの力を失ったのかを理解した。周囲の過剰な保護がイバラの迷宮のようになって、危険を遮ると同時に、外の世界をも閉ざしてしまっていたのだ。首席ソーンマスターは謝罪し、外に出るならお供をすると申し出たが、メリーメリーはすでに答えを見つけていた。メリーメリーとしてこの場所に留まり、皆に幸せをもたらすことを選んだ。
さまよっていたナキツボミンたちがようやくバラの塔の林へ帰ってきた。メリーメリー姫は皆を喜んで迎え入れた。これからもっとナキツボミンが戻ってくるだろうと考えた姫は、尚更ここにとどまって皆を守り続けることにした。
CHAPTER 02
アイリス花畑の廃屋のお茶会
MOANIIMOの案内アイリス花畑の廃屋でナキツボミンたちがお茶会を開き、お話をするナキツボミンがトゲイバラの兄妹の物語を語り始めます。
ゲーム原文
ナキツボミンたちが廃屋でお茶会を開いている。お話をするナキツボミンはトゲイバラの兄妹にまつわる物語を話してくれた。それによると、妹を守りたい兄は、自分を鍛えるために手強い相手に挑戦し、トゲイバラになったのだという。どんなトゲイバラにも、トゲを持つに至った理由があり、トゲには願いが込められているそうだ。そして、退屈なら外にいる4体のソーンマスターに挑んではどうかと勧められる。
兄は強い相手に挑戦して自分の棘を磨き、 最強のトゲイバラになって、妹を守ると言いました。
そうだよ。妹は変わっていく兄を見ていられなくて、 いつもこっそり泣いてた。でも兄は言った。 最も硬い棘だけが、最も美しい花を守れる。それがナキツボミン族の宿命だと。
でも兄は知らなかったの。妹は冷たく硬い兄じゃなくて、 一緒にいてくれる兄が欲しかった…… 妹は、二人がまだナキツボミンだった頃を懐かしんでいた。でももう後戻りはできない。
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ゲーム原文
お話をするナキツボミンはトゲイバラ兄妹の物語を語り終え、真相を知りたければ雷雨トゲイバラに会いに行くよう告げる。やがてナキツボミンの正体はアイリアという作家であることが明らかとなり、物語は彼女の新作『花とトゲ』で描かれている内容だったことがわかる。彼女は実は本を売って火山へ行くための旅費を稼ごうとしていた。そして彼女から、姉のアイウェンに会ったらよろしくと頼まれる。
CHAPTER 03
雷雨の棘
ゲーム原文
雷雨の訪れる頃、アイリス花畑の廃屋の前には雷雨トゲイバラが現れるらしい。敵を淡々と倒し、その花の棘を折り続けるが……自分が何のために戦っているのか、まだ覚えているのだろうか?自分を倒し、蒼白い花の棘を摘み取り、自らを解放してくれる者を待ち続けているのかもしれない
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ゲーム原文
ナキツボミン族において、トゲイバラは硬いトゲを持つガーディアンだ。 妹を守るため、ナキツボミンの兄は強力なトゲイバラになっただけでなく、絶えず他のソーンマスターに挑戦し、負けた方が自分のトゲを折るという約束を交わした。 常勝無敗のトゲイバラなどいない。 トゲを折られた彼は、妹の慰めと守護を受け入れることさえできず、雷雨の日に危険な修行に出て、さらに強力な雷雨トゲイバラになることを決意した。 しかし彼は失敗した。 兄を失った妹はもう無邪気で美しい花ではなくなり、涙を枯らし、修行の道に足を踏み入れた。 ある雷雨の夜、それは最も悲痛な追悼の花を咲かせ、最も冷酷で無情なトゲを修練し終えた。 妹はいつも挑戦者たちをあっさりと打ち負かし、彼らのトゲを容赦なく折り取った。 もしかすると、それが原因で兄を失ったからかもしれない。あるいは、このような決闘のやり方を憎んでいたからかもしれない。 もしかすると、それは自分を打ち負かす存在が現れるのを待っているのかもしれない——蒼白い花の棘を持ち去り、自身に解放をもたらしてくれる存在を。






